Vol.314 2023/01/06
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浜田かずゆき の
『ぶっちゃけ話はここだけで』
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ウクライナ戦争の裏舞台ではスパイ合戦が花盛り!
ぶっちゃけ、戦争の行方を左右するのは軍事力だけではありません。
洋の東西を問わず、諜報活動、すなわち、スパイの出番が多いのです。
日本でも昨年末、安全保障に関する機密情報の漏えい疑惑が発覚し、海上自衛隊の幹部が懲戒処分になりました。
将官級幹部だった海自OBが現役の1等海佐に働きかけた模様です。
自衛隊の捜査機関である警務隊が捜査中ですが、外国のスパイ
組織がかかわっていた疑いが濃厚とされています。
いわゆる「スパイ防止法」のない日本は、海外のスパイにとっては「天国」と見なされてきました。
一方、ウクライナ戦争が長期化する中で、ロシアとアメリカ、
イギリスの諜報機関によるせめぎ合いが激化しています。
CIAやMI-6はロシア側の弱点を見出し、ウクライナによる対ロシア防衛戦を有利に展開させようとしているわけです。
また、この機会を利用して、イギリスのMI-5はヨーロッパ各国でスパイ活動を行ってきたロシア人の一網打尽を目指しています。
MI-5のマックカラム長官によれば、600人のロシア人を追放したようですが、その内400人は外交官やジャーナリストを装うスパイだったとのこと。
こうしたスパイを送り込んでいるのはロシアに限りません。
イランや中国からも多数の諜報員が外交官や商務専門家として
送り込まれているからです。
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアによる軍事侵攻が始まる以前から、自国内のロシア人スパイの存在を気にかけていたようです。
そのため、特にイギリスのMI-5との連携を加速させていました。
というのも、アメリカ、イギリスはロシア国内にスパイ網を築いているからです。
プーチン大統領の側近と目されるロシア人を買収し、内部情報を集めていることは間違いありません。
昨年、CIA創設75周年の記念講演会がアメリカの
ジョージ・メイソン大学で開かれ、その時、CIAのマーロー副長官が実に興味深い発言をしています。
曰く「我々は世界中でプーチンに懐疑的、もしくは批判的な
ロシア人を探している。特に、ウクライナ戦争に辟易している
ロシア人に仕事を提供してきた」。
具体的には、各国に存在するロシア大使館や通商代表部の周辺に出入りするロシア人を観察し、「使いものになりそうな人間を
リクルートしている」とまで踏み込んだ発言をしていました。
ぶっちゃけ、スパイ映画のような現実が目の前で起きているといえそうです。
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