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         2023年6月2日発行

        世界の最新トレンドとビジネスチャンス

        第343回

        ドローン戦争の時代の幕開けか?

        浜田和幸

         

        ウェブで読む:https://foomii.com/00096/20230602100000109767

         

        ニコニコチャンネルで「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」の生放送を始めて1年以上が経ちました。

        当初は技術的に不慣れな点もあり、放送途中で音声が途切れるようなこともありましたが、最近は安心してご覧頂けているのではないでしょうか?

         

        アメリカでは大統領選挙へ向けての争いが過熱していますが、フロリダ州のデサンティス知事がイーロン・マスク氏との掛け合いでツイッターを利用して、正式の出馬表明を行ったのですが、冒頭から技術的トラブルが発生し、30分近くも音声が聞こえないという珍現象が起きました。

         

        同じ共和党で圧倒的なリードを得ているトランプ前大統領は大はしゃぎ。

        「あんな奴は打ち上げに失敗した宇宙ロケットと同じだ」と、精一杯の皮肉を連発しています。

         

        小生の番組も、そうした皮肉を浴びないように心して継続していきたいものです。

         

        さて、5月27日にはゲストに香取俊介氏をお迎えしました。

        同氏は「二つの祖国」を持つ日系アメリカ人を主人公に戦争の悲惨さを描いたNHK大河ドラマ『山河燃ゆ』の脚本家として知られています。

        聞けば、お父様が旧ソ連に抑留されたため、7歳まで父親を知らずに育ったとのこと。

        そんな父親の影響もあり、ロシアやロシア語に興味を抱き、東京外国語大学でロシア語を専攻したそうです。

        卒業後はNHKに入り、今は廃部になった「外国放送受信部」で日夜モスクワ放送やタス通信の傍受、分析、記事化に取り組み、その過程で、海外から帰国した日本人や在日外国人との得難い出会いを重ねたとのこと。

         

        そうした異文化摩擦体験をまとめたのが『昭和情報秘史』です。

         

        「太平洋戦争のはざまに生きて」と副題がついていますが、シベリア、ハルビン、南北朝鮮、文化大革命中の中国など、異文化の中で悪戦苦闘した日本人の実像が描かれています。

         

        香取氏はドラマの脚本や小説、ノンフィクションなど幅広い分野で活躍されていますが、80歳を超えたお年とは思えない「好奇心の塊」で、行動的な人物です。

        その原体験をつぶさに語って頂き、大いに啓発されるものがありました。

         

        中でも、ロシア人のメンタリティーに関連付け、「ある日のプーチン」に関心を寄せておられるとのお話には引きずり込まれたものです。

        要は、特定のメディアが色眼鏡で描いている「独裁者、悪の巣窟」的なプーチン像ではなく、「人間プーチン」の側面にスポットライトを当てたいとのこと。

         

        実は、香取氏はプーチンと同じく柔道家でもあります。

        その観点からも、相手を攻撃するのではなく、自らの身を守る術としての「柔道」の有段者としてのプーチンの素顔や国家観に迫りたいとの構想を温めているとのことでした。

        大いに期待したいものです。

         

        また、対談する中で、「ドローンによって戦争のあり様が一変しつつある」との香取氏の指摘には、同感せざるを得ませんでした。

        終わりの見えないウクライナ戦争ですが、このところウクライナもロシアもドローン攻撃を激化させています。

        しかし、ドローン兵器を使用している国はアメリカを筆頭に100か国を越えているのが世界の現実です。

        また、テロ組織も同様といえます。

         

        余り話題になっていませんが、ドローンの販売は急拡大中で、2022年の売り上げは対前年比で57%増でした。

        このペースで行けば、2025年までに、700万台を超えるドローンが世界を飛び回ることが確実視されています。

         

        では、一体、どの国がドローンビジネスで大儲けしているのでしょうか?

        NO.1は中国です。

        南シナ海の紛争地域では中国製のドローンが監視活動に大量に投入されています。

         

        この分野ではトルコも大活躍で、ロシアへの売り込みに熱心です。

        要は、中国とトルコがドローン輸出大国として他国をリードしています。

         

        しかも、韓国と北朝鮮の間でもドローン戦が過熱しつつあることはほとんど知られていません。

         

        北朝鮮は偵察衛星と銘打って日本方面に向けてもミサイル発射を繰り返していますが、同じような頻度で韓国内のインフラを標的にしたドローン攻撃を強化させています。

         

        日本では荷物の搬送への期待が高まっていますが、世界ではドローン戦争が現実のものとなりつつあるわけです。

        もし、中国が数万発の単位でドローン攻撃を台湾に仕掛けてきた場合、いくらアメリカや日本が防空体制強化で支援するとしても、お手上げ状態となることは火を見るよりも明らかでしょう。

        コスト面からしても、大量のドローン攻撃から防衛する手段は極めて厳しいと言わざるを得ません。

        言うまでもなく、AIを搭載したドローン兵器がこれからの対立や戦争の勝敗を決する時代が間近に迫っていると思われます。

         

        「核兵器のない世界」も当然ですが、「ドローン兵器のない世界」も目指す必要がありそうです。

         

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