第2回 戦略インテリジェンスシンポジウム 開会挨拶
2024年9月12日(10;00~17;00) 参議院議員会館・会議室
中川 十郎・ 日本ビジネスインテリジェンス協会理事長、シンポジウム実行委員長)
本日は関係各位のご協力により、昨年10月12日に続き、第2回 戦略インテリジェンスシンポジウムを開催できますことを 日本戦略インテリジェンス・コミュ二テイを代表し、関係各位、さらに本会議にご参加の皆様に心から感謝申し上げます。
1986年に米国ではCIA(中央情報局)関係者を中心に、米国競合情報専門家協会が設立され、官民学で競争情報(Competitive Intelligence) 研究が開始されました。
それと期を一にして英国、フランス、スエ―デンなどヨーロッパ各国でも競争情報の研究が開始されした。
中國でも1993年から競争情報の研究が本格化。今日、500社、3万人近くが競争情報協会に所属、特にビジネス分野での情報活用研究が熱心に行なわれております。
かかる趨勢下、昨年、日本安全保障・危機管理学会、日本コンペテイテイブインテリジェンス学会および日本ビジネス・インテリジェンス協会の 3団体が協力して「日本戦略インテリジェンス・コミュニテイ」を結成。昨年10月12日に引き続き本年も本9月12日に第2回戦略インテリテリジェンスシンポジウムを開催することになりました。
本年は長年、米国戦略競争情報専門家協会(SCIP)を代表し、イベント・インテリジェンス研究の創始者でもある、SCIP理事、カナダのオタワ大学デルファー経営大学院・ジョナサン・カロフ教授がカナダからZOOMで御参加いただき、これまでの研究の成果をご披露いただきます。日本の参加者を代表し、厚く御礼申し上げます。
さらに日本からのKey Note Speakerとして、我が国きってのインテリジェンスのエクスパートで専門家の元外務省国際情報局長の孫崎 享 大使が特別にご参加いただき、最近話題の「経済安全保障」について情報専門家の立場から貴重なご講演をいただきます。
世界はAI, Chat GPT の時代となり、Big Data を中心に、熾烈な情報戦争時代に突入しつつあります。本日のシンポジウムが21世紀の情報化時代への対応に関し、少しでもご参加の皆様のお役に立てればこれに勝る喜びはありません。最後に再度ご参加の皆さまの御協力に対し、御礼を申し上げ、開会の挨拶といたします。ご清聴深謝いたします。